少し前のものになりますが、2014年のドラマで
BORDER という、小栗旬くんがメインキャストの刑事もの・・
というか、サイコもの?なストーリーがありました。
当時まったく見てはいなかったのですが、最近Netflixで見かけて、予告が気になり
そのまま、スピンオフ作品まで見届けてしまうことになりました(笑)
今さら、ネタバレなどを気にしなくともいいのかな、とも思うのですが
もしかしてこちらで興味を持ってくださった場合、もったいないと思うので
簡単にご紹介します。
職務にまじめな普通の若い刑事が、事件現場の見回り中に不審な行動をしている人物を見つけ、尾行したところ
まさかの発砲、頭に弾丸を受けてしまいます。
幸い一命をとりとめたものの、受けた弾丸が脳内に残り、非常に危険な状態に
手術するにも、状態が難しく、成功する可能性が低い・・。
ここまでなら、まだ珍しくない展開かもしれないですが
いや、その先もかな
危篤状態から心肺停止!
一度は止まった心臓は、電気ショックでよみがえり、そして
脳に残った弾丸のせいか、死者が見えるようになってしまう・・という
なくはない展開かもです。
でも、ここまでをベースに展開される、生者と死者との間で苦しみ、それでもなんとかして魂を救いたいと奔走する刑事の心理描写がすごくて
そして、その若い刑事を取り巻く人々の、心の動きや成長に、惹き込まれます。
淡々と死者に接しながらも、沸き起こる焦燥感や深い悲しみや怒りと向き合って
思いつく限りのすべてで、事件を解決していくようす。
・・胸を打つんです・・。
社会通念としての正義とは?
誰かを救うとは?
ひとが、ひとを救うということ
ひとだから、ひとを救えるけれど
ひとだからこそ、ひとを救うのは・・簡単ではないのかもしれない
では
本当に、救いを求める相手とは・・・?
そして
救い、とは?